「いいですね。是非周旋を願いましょう」
「これでもいいですか」とまた一枚つきつける。
「それもいいですね。是非周旋してさい」
「どれをです」
「どれでもいいです」
「君なかなか情ですね。先生、これは博士の姪(めい)です」
「そうか」
「この方は質が極(ごく)いいです。年も若いです。これで十七です。――これなら持参金が千円あります。――こっちのは知の娘です」と一人で弁じ立てる。
「それをみんな貰う訳にゃいかないでしょうか」
「みんなですか、それはあまり慾張りたい。君一夫妻主義(いっぷたさいしゅぎ)ですか」
「妻主義じゃないですが、食論者(にくしょくろんしゃ)です」
「何でもいいから、そんなものは早くしまったら、よかろう」と主人は叱りつけるように言い放ったので、三平君は
「それじゃ、どれも貰わんですね」と念を押しながら、写真を一枚一枚にポッケットへ収めた。
「何だいそのビールは」
「お見やげでござります。前祝(まえいわい)に角(かど)の酒屋で買うてました。一つ飲んでさい」
主人は手を拍(う)って女を呼んで栓(せん)を抜かせる。主人、迷亭、独仙、寒月、東……(内容加载失败!)
(ò﹏ò)
抱歉,章节内容不支持该浏览器显示~
【为了使用完整的阅读功能】
请考虑使用〔Chrome 谷歌浏览器〕、〔Safari 苹果浏览器〕或者〔Edge 微软浏览器〕等原生浏览器阅读!
谢谢!!!